b-mobileのWebアクセラレータは本当にSSLに対応していないのか?
モバイル環境としてMacBookAirでb-mobile3G(MF626)を使ってます。
でもb-mobile接続でGmailを使おうとすると、ログイン処理から先に進まなかったり、運良くメールタイトル一覧が表示されても記事が開かない…などなど、まったく使えないことがほとんど。
静的なページはスムーズに表示されていて、これがまた混乱の元でしたが、mixiや職場のシステムなど、特にログイン時のHTTPSでの通信が必須なWebサービスで同様のタイムアウトが起こっていることに気がつきました。
一方、b-mobileでは、Webアクセラレータをproxyとして提供しています。
静的なHTTPのアクセスがOKなのにHTTPSのアクセスを挟むと駄目なのは、単純にHTTPSにアクセラレータのproxyが通っていないからじゃね?
というわけで、
試してみたこと。
b-mobileのドライバとb-Accessを通常通りインストールすると、「システム環境設定」>「ネットワーク」に「ZTEUSBModem」というインターフェースが追加されます。これの「詳細」>「プロキシ」を見ると、
mao.bmobile.ne.jp:32080
というアクセラレータのproxyが、「Webプロキシ(HTTP)」にだけ設定されています。
そこでこのproxy設定を「保護されたWebプロキシ(HTTPS)」にも入力して、再度Gmailを閲覧してみると、非常にスムーズに動作するようになりました。タイムアウトが頻発していたのが信じられないぐらい(定量的な評価じゃなくてごめんなさい)。
b-mobileサイトでの情報と、とりあえずの結論
けれども実は、b-mobileのアクセラレータのQ&AにはSSLには対応していないと明記されていて、利用ガイドにもWebプロキシだけにWebアクセラレータのproxyが設定されています。
netstatで見ている限りは、HTTPSへの設定後はHTTPS通信を行っても、直接相手サーバの443ポートへのアクセスは無く、アクセラレータのproxyがちゃんと経由してくれているように見えます。
ネットワーク屋さんではないのでこの程度のテストしかできないのですが、結論としては、
といったところでしょうか。
これでFirefoxのUserAgentをiPhoneにして転送量を抑えて頑張るとか、涙ぐましい(無駄な)努力の日々ともオサラバです。